[繪本] 2008年Amazon暢銷繪本排行榜

by 12/31/2008 0 comments

第十名 「臉、臉、什麼樣的臉」


第九名 「活了一百萬次的貓」 (信誼)


第八名 「古力與古拉」 (信誼)


第七名 「小金魚逃走了」(信誼)


第六名 「小白熊的pan cake」


第五名 「不見了不見了」(台灣麥克)


第四名 「ㄅㄨ ㄅㄨ 罄鏘罄鏘」


第三名 「有一天」(天下雜誌)


第二名 「月亮晚安」(台灣麥克)


第一名 「家家逼哩逼哩


2008年も年の瀬を迎えました。皆さんは、今年、どんな絵本を読みましたか?ガイドはちょうど1年前の2007年12月に出た『きんようびはいつも』が心に残っています。

さて、2007年12月~2008年11月にAmazonで最も売れた絵本は何だったでしょう?ランキングしている10冊のうち8冊はおそらく皆さんおなじみ、10冊中8冊は1歳くらいの「ファースト絵本」にふさわしい作品です。お子さんが生まれ、一緒に楽しむために良い絵本を探そうとするパパやママの一生懸命な顔が目に浮かぶようです。



注目のランキング第10位
『かおかおどんなかお』


かお かお どんなかお


たのしいかお、ないたかお、あまーいかお、からいかお。シンプルな形と表情で、様々な「かお」を描き出します。図形的な顔をひとつひとつゆっくり眺めて、子どもと一緒に楽しみたい絵本です。柳原良平は、デザイン系から絵本も制作されている画家で、大の船好きで有名です。『かおかおどんなかお』は、ポスターを見るような絵に、一瞬を見せる強さが感じられます。

■『かおかおどんなかお』
作:柳原良平
出版社:こぐま社
出版年:1988.01
価格:840円(税込)


第9位『100万回生きたねこ』


100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))
大人が読んで、じんとする絵本です。贈り物としても定番になった感があります。最後に真の愛を自分から与えることができ、そして生き返らなかったねこの、完全無欠な「満足」に圧倒されます。ねこが背負っていた「不死」は永遠の渇きなのかもしれません。

佐野洋子の大胆な絵柄という点でも、人気のある絵本です。大人だったらぜひ『がんばりません』『ふつうがえらい』、また、子ども時代の胸に迫るような思い出を淡々とつづった『私が妹だったとき』なども読んでみてください!ご主人の谷川俊太郎さんとの詩集『はだか』もおすすめです。

■『100万回生きたねこ』
作・絵:佐野洋子
出版社:講談社
出版年:1977.1
価格:1,470円(税込)


第8位『ぐりとぐら』


ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)
当ガイドサイトでも、いったい何度紹介してきたか?という『ぐりとぐら』が変わらぬ強さを見せつけました。シリーズとして不動の定番といえるでしょう。カステラのふっくらした焼き上がりときたら、最高です。

ぼくらの なまえは ぐりと ぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら


『ぼくらのなまえはぐりとぐら』によると、フランス語の響きから名づけられた野ねずみのふたご、ぐりとぐら。現在発行されている6冊の中では、不思議なお客様(サンタクロース)に出会ったり、海ぼうずと遊んだり、日常の中の楽しいことに焦点が当てられています。

■『ぐりとぐら』
作:なかがわりえこ
絵:おおむらゆりこ
出版社:福音館書店
出版年:1967.1
価格:840円(税込)


第7位『きんぎょがにげた』


きんぎょが にげた (福音館の幼児絵本)



動物やおもちゃや子どもが描きこまれている絵の中で、金魚鉢からぴょんと飛んで逃げたきんぎょを探すという、遊びの要素のある絵本です。

きんぎょがにげた。
どこににげた。
こんどはどこ。


五味太郎らしい手書きのラインと深みのある軽くくすんだ色合いに、「土」の落ち着きを感じ、金魚がはねて逃げていく躍動性をうまくコントロールしているように思えます。1歳半くらいから楽しめるでしょう。「きんぎょ、どこにいるかな?」とパパたママと一緒に探してみてくださいね。

■『きんぎょがにげた』
作:五味太郎
出版社:福音館書店
出版年:2000
価格:780円(税込)


第6位『しろくまちゃんのほっとけーき』


しろくまちゃんのほっとけーき (こぐまちゃんえほん)
わかやまけんの、こぐまちゃんとしろくまちゃんはこぐま社の看板になっている人気絵本シリーズです。『ほっとけーき』は、ホットケーキづくりの魅惑という点で、他の追随を許さない魅力があるでしょう。道具をそろえ、卵を割り(ちょっと失敗!)、まぜまぜして、火にかけたフライパンへ。「どろどろ」から「ぷつぷつ」、やがて「ぺたん」まで、ホットケーキのタネが焼けていく様子を描いた見開きページは、誰でも納得の楽しさです。

ちょっといたずら者だから、しろくまちゃんもこぐまちゃんも人気があるのでしょうね。このクマたちは、いかなるときも表情を変えません。つまり、読み手の子どもにとっては人形的な友達といえるでしょう。

■『しろくまちゃんのほっとけーき』
作:わかやまけん
出版社:こぐま社
出版年:1972.10
価格:840円(税込)


第5位 『いないいないばあ』


いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)
薄桃色の表紙が赤ちゃん絵本らしい柔らかさをかもし出している、元祖「いないいないばあ」絵本です。「ばあ!」と出てくるクマやネコの表情に、目の前の赤ちゃんを喜ばせたい、楽しげな気持ちを感じます。いないいないばあの絵本は、パパやママが気ぜわしくなく赤ちゃんと遊べるゆとりを感じさせるから、こちらも幸せな気持ちになるのかもしれません。

いない いない ばあ
くまちゃんが ほらね
いない いない……
ばあ

こんどは 
のんちゃんが
いない いない
ばあ


■『いないいないばあ』
作:松谷みよ子
絵:瀬川康男
出版社:童心社
出版年:1967.4
価格:735円(税込)


第4位『がたんごとんがたんごとん』


がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
読み聞かせの定番として、「ブックスタート」の活動にも採用されている絵本です。真剣なおももちの黒い機関車がユーモラスに登場し、次々にお客さんを乗せていきます。

がたん ごとん
がたん ごとん
のせてくださーい


プラットフォームで待っているのは、コップやおさじやネコやネズミ。みんな、赤ちゃんになじみにあるものばかりです。たくましくみんなを乗せて、終点に到着!そこには、楽しいおやつの時間が待っています。おかっぱ頭にお食事エプロンをつけた女の子は、ちょうど、自分で食べることを覚え始めたくらいの年齢でしょうか。一緒に読む子どもも、親近感がわきそうです。

■『がたんごとんがたんごとん』
作:安西水丸
出版社:福音館書店
出版年:1987.6
価格:735円(税込)


第3位『ちいさなあなたへ』


ちいさなあなたへ (主婦の友はじめてブックシリーズ)
テレビで取り上げられたり、ママタレントが紹介したりしたことで人気に火がついた絵本です。

あのひ、わたしは あなたの ちいさな ゆびを かぞえ、
その いっぽん いっぽんに キスをした


初めて赤ちゃんを授かったママがその子に向かって、語りかけていく内容です。不安なこと、幸せな気持ち、そして誰よりもあなたを愛しているよ、とメッセージを伝えていきます。ママになったばかりの方にはとても響く言葉でしょう。ガイドは、ここまで直裁に言わなくてもいいのではないかとも思うのですが、そこは、アメリカらしい「伝える文化」の絵本なのでしょう。

■『ちいさなあなたへ』
ぶん:アリスン・マギー
え:ピーター・レイノルズ
やく:なかがわちひろ
出版社:主婦の友社
出版年:2008.3
価格:1,050円(税込)


第2位『おつきさまこんばんは』


おつきさまこんばんは (福音館 あかちゃんの絵本)
赤ちゃんのための絵本としてだけでなく、お月さまをテーマにした絵本としてもすぐれています。林明子の絵はまるで輝くよう。ガイドの子どもも最近「どうしてお月さま、ついてくるのかなあ。ねえ、ぼくの家に来てもいいよ!」などと言うようになりましたが、空に浮かぶ不思議なあの「月」は、小さい子どもにとって大きな驚異のひとつでしょうね。そんなお月さまがにっこり笑い、雲に隠れ、また金色の顔を出すこの絵本は、初めての絵本にふさわしい完成度の高さと、色合いのすばらしさでイチオシです。

■『おつきさまこんばんは』
さく:林明子
出版社:福音館書店
出版年:1962.5
価格:735円(税込)


第1位『じゃあじゃあびりびり』


じゃあじゃあびりびり (まついのりこのあかちゃんのほん)


こちらも自治体と協同した「ブックスタート」に選ばれている絵本です。じどうしゃ、いぬ、すいどう…。子どもの身近にあるものを、形と名前と、そして「音」で表現しているところが、最初の絵本にぴったりです。イヌをワンワン、靴をクックなど、擬音化して赤ちゃん言葉にするのは洋の東西をとわず、同じですね。

じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー
みず じゃあじゃあじゃあ


まついのりこの「あかちゃんのほん」シリーズは他に『ばいばい』『みんなでね』など何冊も出ていますが、『じゃあじゃあびりびり』がやはり頭ひとつ抜けて人気があるように思います。

■『じゃあじゃあびりびり』
さく:まついのりこ
出版社:偕成社
出版年:2001.8
価格:630円(税込)


 


http://allabout.co.jp/gs/picturebook/closeup/CU20081223A/


熱愛童趣但不失深邃的文字與圖畫,偶爾客串中文與外文的中間人,生命大都在童書裡漫步。夢想當一位童書圖書館館長,目前正在夢想的路上。

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